とある出来事 キッカケ
こんにちは、和み園芸の杉原です。
今日は少しだけ、僕が庭木剪定の仕事に本気で向き合うきっかけになった“ある出来事”についてお話しさせてください。
僕がこの仕事を始めたばかりの頃。
毎日お客様の庭に出向いて、剪定、草刈り、掃除…気づけばあっという間に夕方。
「今日はあの庭、けっこうキレイになったなぁ」
なんて思いながら、充実感はあるんだけど、ふと気づくと、
「これって、ただ枝を切ってるだけでいいのかな…?」
そんな疑問が湧いてきたんです。
そんな時、ある年配のお客様にこう言われました。
「杉田さん、うちの木、また元気になってきたね。前は風通し悪くて病気になりかけてたのよ」
「やっぱり、ちゃんと剪定してもらうと全然違うわねぇ」
その言葉で、ハッとしたんです。
ああ、剪定って、ただ“キレイにするため”だけじゃない。
木の健康を守るための、大切なメンテナンスなんだって。
それ以来、僕の中で「剪定」の意味が変わりました。
見た目を整えるだけじゃない。
庭木の健康を保ち、
風通しを良くし、
病害虫の予防にもなる。
それどころか、お庭全体の“気の流れ”まで変わる。
庭って、不思議なもので。
ちゃんと手入れされた木や草花があるだけで、
家の中まで明るくなる気がするんですよね。
逆に、伸びっぱなしの枝、枯れかけた葉…
放っておくと、どこか「停滞した空気」が漂ってくる。
でも剪定をすると、一気に風が通り、空気が変わる。
それは見た目だけじゃなくて、心の中までスッと軽くなるような、そんな感じ。
だから僕は今、剪定という仕事を「景観を整える」だけでなく、
「住まいと暮らしを整える」仕事だと捉えています。
もしあなたのお庭に、ちょっと気になる木があるなら…
「そろそろ切ったほうがいいかな?」って思ったら、
それは木からの“小さなサイン”かもしれません。
ぜひ一度、お庭をゆっくり眺めてみてください。
そして、何か気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。
剪定は、“ただ切る”だけじゃありません。
あなたと、あなたの大切なお庭を守るための、ちょっとした魔法なんです。
それでは今日はこの辺で。。。
和み園芸 杉原